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内田樹「街場の文体論」

三つの条件が整っていれば人間は成長できる。

・無知の自覚

・メンターを探り当てる能力

・ メンターを教える気にさせる礼儀正しさ

 

こういった能力を積極的に身につけないような人もいる。

「俺は誰にも頼らない」「俺は誰にも尋ねない」こういった態度は自分自身が成長する機会を遠ざける。

こういった姿勢が一部の人間に対してだけ勧奨されているのが階層社会の怖いところ。

当事者たちは何も知らずに自分自身を社会の下層に呪縛している。

 

「これは変だ」「バカバカしい」と感じたらやめていいんです。

異常な状況にそういった反応ができる人は生き延びるリテラシーが高い。

「理不尽な気がするけどみんながやってることだし自分もやる」という姿勢は就職活動している学生にも見られるが、リテラシーが低い証拠。

生物として元気のいい人は、変な状況に見切りをつけて移動してしまう。

街場の文体論 (文春文庫)

街場の文体論 (文春文庫)

 

 変だと思った事はやらなくていい。

成長というか変化していきたいなら謙虚に新しい事を学ぶのがいい。